2008年08月26日

馬小屋作戦(4):せつ-19

ついに〜! アメリカからはるばる海を越えて、『馬小屋キット』が届きました♪

その、想像を絶する大きさと量に、ぼ〜ぜん・・・とする、私たち。

そんな日々も、モイちゃんはのんきです。

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塀の上にあがって、のんびりと庭のパトロールの業務についています。
(って、かなり手抜きでは・・。)

まず、柱を少し立てたところで、「建前」というものをすることになりました。

「棟上式」とも、言うそうですね。

母屋を建てたときはなにもしなかったので、ほんの形だけ・・にしました。

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私たちだけでは、いくらなんでも手の付けようがない・・(T−T)という事になり、
村のふもとの「棟梁」さんや松本さん、白石さんや平野さんにも、
手伝っていただけることになりました。

(ほんとうに、ありがとうございます・・・T−T)

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でも、しきたりをなにも知らない私たち・・。

「簡単でもいいけどよ〜、塩と酒とサカキは用意してよ〜。」
と言われたので、

さっそく張り切って、イギリスアンティークのお皿と、
カントリーなアンティークガラスボトルを用意いたしました(*^^*)

それをご覧になった、棟梁は、「なんだかなぁ〜・・。」と。

(確かに、なんだか合わない感じ・・・T−T)

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打ち合わせをされる、棟梁さんたち・・。

みなさんのお顔も、真剣です。

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この立ち枯れの木は、いつかランブラーローズを絡ませようと、
大切に残している木です。

馬小屋工事の邪魔になっている模様ですが、「死守」いたしました(*^^*)

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少しずつですが、だんだん前進していく馬小屋作戦。

そんなある日、ゴゴォ〜〜!!と言う、大きな音が!

家の中にいても、地面がゆれているのがわかります。

「地震ー!?」と、飛び出すと・・・・、

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なんだかとんでもなく大きな、真っ赤なクレーン車が到着しておりましたー!

柱は重すぎて、人の手では持ち上げられないので、
助っ人さんとしてきてくれたのですね。

(それにしても、よくこんな山の中まで・・・・!)

真っ青な夏の空に、柱が一本、気持ちよく上がっていきました。

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つづく---


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posted by せつ at 18:34 | 千葉 ☔ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月16日

馬小屋作戦(3):夫―19

「馬小屋のキット」をアメリカから輸入して、じぶんの手で建てる。

言葉にすると、一行で済んでしまいますが、
実行するとなると・・・、これはなかなかにドキドキの物語なのでした。

というわけで、庭を見守るモイちゃんから始めてみました。

(可愛いので、つい・・・*^^*)

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アメリカの「Barn Pros」という馬小屋のメーカー
(アメリカにこんな会社もあるのですねぇ〜。)と、
なんどかやりとりをして、最終これでいいい!というところまでこぎつけました。

しかし・・・、それから待っても待っても、何の連絡もありません。

おかしいなぁ〜と思い、その担当者に何度メールを出しても、音沙汰がありません・・。

しかたなく、時差の関係があるので、夜中から朝方にかけて電話をしました。

正しく言うと、込み入った話になるので、僕たちの英会話の先生に
頼み込んで、電話をしてもらったのです。(^^)

そうしたらなんと、担当者が急に病気になったというではありませんかー!

それにしても引き継ぎくらいするんじゃないの?と僕は、疑心暗鬼の固まりに。

この時点ですでに、3ヶ月は過ぎていました・・・。

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せつさんに話しをすると、「そんなの関係ねえ!」と裸で踊っています。

(すみません・・。冗談です! せつさんに怒られました。T−T)

英語の先生のお話によると、「電話に出てくれた方は、信用できそうな人よ。」

ということでしたので、その人にまた1からすべての説明をする羽目に・・・(T−T)

ところが、またしても、問題がー!!

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ホームページに表記されていた金額と見積もりが、倍くらい違うのですー!

(せつさんがいろいろと、間取りを勝手に変更したせいだと思います。
 大きな声ではいえませんが・・。)

しかも! 日本まで送るのに、これまたひっくり返るくらいの金額が必要とのことです。

でももう、しかたないので、すべての条件を飲んで契約を交わしました。

契約書を見ると、なぜか「大阪の港」に入ることになっています!

僕は一言も大阪という単語を使ったこともなく、
100回くらい「東京」を連発していたにもかかわらず、なぜか大阪でした。(T−T)

(なぜ・・・?)

この時点で、5ヶ月が過ぎていました〜!

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すったもんだがあったあげく、40フィートのコンテナ
(いちばん大きい、長い長〜いコンテナですね)が3本、
ついに!日本の東京の港に入ってきたのは、7月でした。

(本当は、5月中旬の予定のはず・・T−T)

でも、届いてよかった〜!という気持ちで、胸がいっぱいに・・。

でもまさか、こんなに大きな荷物とは。

実際に見てみると、仰天しました〜!!

でもこれからが、またたいへん!

僕たちが住む房総半島の山の中には、
「大きなコンテナを運ぶトラックは、入れません!」と
大手の運送会社さんすべてに、きっぱりと断られました。

(山奥なので、道が狭いのですね。今頃気が付くなんて>自分)

さんざん運んでくれる会社を探し回って、7月の中旬のある日、
5台もの大型トラックに分散して、やっと馬小屋キットたちが届きました。

(ふもとのコンビニの店長さんに、広い駐車場を分散作業に貸していただきました♪)

このときの、劇的なトラックの写真を撮っておくのを忘れた僕は、
せつさんからずーっと、いまだにいじめられています。(T−T)

たくさんの大きな荷物が届いたときは、本当に涙が出そうになりました。

すでに、7ヶ月が経っていました・・・。

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でもまだまだ、これからが本当の涙の日々になるのでした。

(しくしく・・・T−T)


つづく


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posted by せつ at 13:20 | 千葉 ☁ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月09日

馬小屋作戦(2):夫-18

「馬小屋・・・。」

と、せつさんが僕の耳に、しつこくささやきます。

それは、2007年のお正月のことでした。

「馬小屋ー!!」と、再びせつさん。

「な、なんですかー? 馬小屋って。」

いきなり『馬小屋』といわれても、わけがわかりません。

家の裏(400m先のお隣サン)には、「牛小屋」があります。

ご近所(1km先の村)には「鶏小屋」もありますが、「馬小屋」は聞いたことがありません。

せつさんは、アメリカの馬小屋メーカーのホームページを指して、

「ステキだと思わない〜♪」と一言。

http://www.barnpros.com/index.html

この言葉がでると、とっても危ないのですー!

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もうこの先の展開は、目に見えるようです・・。(T-T)

(この山奥に引っ越してくるときもそうでした。デジャブ・・。)

確かに馬小屋のホームページを見ると、ステキな馬小屋がたくさんあります。

すべてが組み立てキットで、お値段もすごく安い!

(後でそうでもないことがわかりましたが・・。ああ・・T-T)

写真もたくさん載っていて、これなら素人でもなんとかなるかなあ・・、
とすでに心の中でどういう段取りで建てようか・・、などど考えています。

いかんいかん! 

またまた、せつさんの作戦にはまってしまうところでした。

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「さすがにこれを、アメリカから輸入するのは無理でしょうー。」と僕が言うと、

「だって、イギリスからドアや家具を輸入したじゃない!」と言います。

(この山の中に家を建てる時、「世界一安い建材!」を合言葉に、
 世界中からこまごまと、いろいろな部品や建材を直接輸入したのでした。)

それもそうかぁ・・・? と思っていると、

「この馬小屋が北の森にあったら、とってもステキだと思わない♪」
とせつさんは、そのホームページを次々とクリックします。

僕の性格のいちばんの弱点は、『暗示に弱い』ところです。

なんだかもう、北の森に馬小屋が建っている姿が、
心の中にできあがってきました。(T-T)

へえ、図面もあるんだあ〜♪

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せつさんがいつも、台所で「腰が痛い・・。」と言いながら、
撮影している姿を見るのも、しのびないです。

翌日、試しにこの会社にメールを出してみました。

すぐに感じのいいメールがきて、

「日本のお客様は初めてですが、日本に送るのはなんの問題もありません!
イタリアにも送ったことがありますから。」ということでした。

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さっそく、こうしたい!という図面を、せつさんといっしょに作って、
アメリカにメールで送りましたー!

すぐにまた、返事がきて「ノー・プロブレム!!」ということでしたので、
さっそくこれで進めよう〜♪と、二人で盛り上がりました。

せっかちな僕たちは、すでにもくもくと基礎工事を進めるのでした。

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ほんとのことを言うと、

何を聞いても「ノー・プロブレム!」と言う返事に、
僕は正直、若干の不安を抱えていました・・・。

この不安は、後でものの見事に的中して、
これから半年の間、僕は人生で最大の難関に直面するのでした!!(T-T)

つづく


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posted by せつ at 13:00 | 千葉 ☀ | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする