そう、バラの根元に名前を書いておく、「名札」問題ですー!
カレル・チャッペクさんのご本にもありましたが、「名前のわからなくなった植物は、
ガーデナーには、許しがたいこと!」ですよね・・(T−T)
今までいろいろな素材や大きさの名札に、果敢に挑戦してまいりましたが、
ど〜も、どれもいまひとつ・・・なのです。
油性のマジックで黒々と名前を書いても、雨や太陽でいつの間にか「名無し」にー!
木の小さな板にペンキを塗って、可愛いカントリーな名札も夜なべして作りましたが、
この方もいつの間にか、名前も消えて・・あげくに、風に飛ばされて、いずこに〜(T−T)
万が一を考えて、バラを植えたときには、「バラの地図」という、
手書きの記録をつけてはいますが、
どんどんバラも増えてきて、頭がごちゃごちゃに・・。
特にガーデンの中に行くと、今や何がなんだか・・。
「もう!怒ったー!」とある日、宣言いたしました。
(心の中で、ひそかに・・。)
「こうなったら、最強の名札をつくる〜!」と、固く決意いたしました。
鉛筆書きが消えなくていい・・とか、いやいやこうしたらいい・・とか、
ガーデン雑誌やネットではいろいろと言われているようですが、
「わたし流」の、最強戦士の名札を考えましたー!
バラのお花が咲いているのは、わずかな期間ですよね。
一年のうち、お花のない10〜11ヶ月の長い間も、「このバラは、こんなお花!」
と一目でわかると、庭仕事にもうれしくなって、力が入りますよね♪
そんなことを考えて、まず、そのバラの満開のときの写真を入れました*^^*
写真のシートは、特殊な耐久性のあるシートで、インクも太陽や雨に強いインクです。
そして最近とみに、小さな文字が読めなくなってまいりましたので(T−T)
大きな文字で、お名前をはっきりと入れました。
(しかも!英語が苦手な私用に、カタカナの文字入りデス♪)
名札の足は、雨でもさびないステンレスの棒にしました。
問題は、この名札の「資金」です。
最強の名札を、最安値で作ってくださるところを探しました・・。
たくさんの看板屋さんに、あたって砕ける日々・・(T−T)
そんなある日、やっと、「えぇ〜♪」と驚く安いお値段で、作ってくださるところを発見ー!
都内の下町の、この看板屋さんのおじさんは、しかもとってもやさしくて
何年かたって、上のお花の写真が薄くなったら、上のシートだけをはがして、
同じものを、数百円で再印刷してくださるとのこと・・。
(ありがたや・・・T−T)
もちろんはがして貼るのは、自分でやらなければいけませんが*^^*
とはいえ、全部のバラたちの名札を、いっきにお願いできる余裕はありません・・。
(クスン)
少しずつ少しずつお願いしては、こっそりと納屋にためておりました(T−T)
(初期にお願いしたものは、ダンボールがもうボロボロに・・。)
とはいえ、いつまでも隠してばかりはいられません。
ある晴れた日、ついに「名札の差込作業」を開始しました〜*^^*
夫は何が始まったのか・・と、家の窓から眺めています。
「忙しくて、まったくお話できないの!」作戦で、いよいよ作業開始です〜*^^*
小さな穴を掘って、モルタルをその穴に入れます。
そこに、ステンレスの棒を差し込んで、かたーく固まるのを待ちます。
この山の中は風が強いし、毎年秋には大きな台風が通ります。
そんなせいで、何度も名札が行方不明になってきました(T−T)
これでもう、絶対安心ですね・・*^^*
頼もしい助っ人さんの、ふもとの木下さんや粟野さんや水谷さんもお手伝いしてくださいました。
本当にありがとうございました!
まだまだ名札は全部ではありませんが、こうしてみるとなんだかやっと、
「バラ園」というものに、大きく近づいた気がしてきました。
名札たちはみんな、それぞれのバラの根元におさまりました♪
急にそばで、「いいねぇ〜!」と言う声が・・。
いつの間にか夫が、お手伝いしようと長靴を履いて来ていました。
(終了間際の、絶妙のタイミングに登場・・・T−T)
つづく----
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